柏書房編集部『覚えておきたい古文書くずし字200選』柏書房、2001年、2004年第4刷
これが使えるようになるのは古文書の入門段階が終わってからであろう。古文書は総合的な知識を問うものなので、変体仮名を読んだ経験がないと、この草書体漢字以前で躓くことになる。仮名が一通り終わったので、草書体漢字に入ることにした。
本書の使い方によれば、「本書は、古文書の解読法を教示するものではなく、字典でもない。しいて言えば、古文書に頻出するくずし方を「見て眺めて書いて覚える」ための方法を手ほどきする虎の巻である」(P4)。
「単漢字を含む熟語・慣用句・短文など、読みの重複も含めておよそ三七五〇」(P5)が収録されている。
このシリーズは500選、999選もあるようなので、今の実力に見合ったものにしたい。英語の単語集も段階別に1000語とか2000語となっている。
索引はよみと漢字の併記でありがたい。初心者向けである。熟語の意味は古語辞典で調べることになる。古文書を読むには頻出語句を活字で読み慣れてないと、音読すらできない。
なかなか字に見えてこない。地道にやるしかない。
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