「うたげ」の語源

断片記憶

「うたげ」の語源が「うちあぐ」にあるという。

「打ち上ぐ」は一つのものごとが、完結・終了して、上がりの状態になることだ。この区切りをつける「打ち上げ」のことを京都では「足洗い」と称する(上野誠『万葉びとの宴』講談社現代新書、2014年)。

「足洗い」という言葉の遣い方は、例えば、お茶屋さんで、女将に「(温習會の)足洗いどないしましょ。」と言われると「(温習會の)打ち上げはいかがしますか。」ということになる。

区切りを付けるために日本人は飲食を共にする宴を催してきたので、少なくとも贔屓の芸妓さんや舞妓さんとご飯たべに行き、(温習會の)踊りはよかったね。目の保養になりましたくらいは言って労うことをする。

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