藤田正勝『日本哲学入門』講談社現代新書、2024年
書誌情報
10講義からなり、日本の哲学を明治から現代の時間軸で論じるのではなく、①「経験」②「言葉」③「自己と他者」④「身体」⑤「社会・国家・歴史」⑥「自然」⑦「美」⑧「生と死」というテーマから論じている。講義毎に注があり、参考文献などが頁まで明示してある。索引はないが、目次は詳細である。
井筒俊彦、森有正、坂部恵の名前が挙がったので購入したと書籍目録(購入図書)には書いたが、もちろん西田幾多郎は外せない。
西周(あまね)の『百学連環』の話が出て、山本貴光氏の『「百学連環」を読む』(三省堂、2016年)を読みたくなった。
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