如月も終わりが見えてきた。
(購入後記)
3月からの課題図書を購入。事前に読まなくてもよいとのことなので、取り敢えず購入しておく。著者の3部作目はまだ購入していないが、そうこうしているうちに4月になってしまうかもしれない。4月になればまた、『実践理性批判』の講座の第3期が始まる。
竹岡広信氏の学習参考書はYouTubeの「英検1級 教室」の「竹岡vs関」という流派の対立を分析したものが面白かったで、買って確かめることにした。関正生氏の『STOCK4500』はすでに見てみた。これを使って暗記するという若者の柔軟性はもはやないので、竹岡広信氏の『LEAP』がどの程度の蘊蓄なのかを読んで確かめればよい。初学者向けの参考書の在り方が老年の好奇心をどれだけ刺激してくれるかは楽しみではある。いずれにしても、「その単語の背負っている歴史的・文化的背景や伝統」(国弘正雄『現代アメリカ英語①』サイマル出版会、1975年)を理解することは初学者には必要ないし、無理でもあり、これは老年の愉しみになっている。
『LEAP』の音声が5パートに分かれているのと、その都度アクセスすることから、私のようにかけ流しの人には使いづらい。また、読み物という割には解説が薄いので、初学者向け暗記用のツールなのだと思う。右ページの空白が目立つので、フレーズなど書き足しにはよいのかもしれない。『竹岡vs関』で対比されているが、程度の問題であり暗記のためのヒントの出し方の違いくらいしか感じない。見出し語が一訳であるのはどちらも同じである。
【思想】
マルクス・ガブリエル、斎藤幸平監修、土方奈美訳』ハヤカワ新書、2024年
【言語】
竹岡広信『改訂版LEAP 必携英単語』数研出版、2024年改訂版第1刷
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