霜月も終わりとなった。自分の傾向性に沿って本を読むしかないのは明らかであるが、本を読む順序は考えないといけない。本を手にしても、まだ早いと思ってやめるのはこちらの受け取る力のなさを感じるからである。
(購入後記)
本の選考は難しい。井筒俊彦を扱った本には目を通しておきたいと思って購入した。
著者の澤井義次氏の文章は初めて読むが平明な文章と受け取った。井筒俊彦は自分自身のことを書かないので、安藤礼二『井筒俊彦 起源の哲学』(慶應義塾大学出版会、2023年)でも取り上げられていた井筒豊子『井筒俊彦の学問遍歴ーー同行二人半』(慶應義塾大学出版会、2017年)はそのうち見つけて読みたいと思う。
【思想】
澤井義次『井筒俊彦 東洋哲学の深層構造』慶應義塾大学出版会、2024年
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