旅の時間

古町あたり

古町通から横にそれ、ふと見上げたら、30丈のお大師様が現れた。真言宗新潟山弘願寺の大師像人情横丁は日曜日でしまっている店が多い。人情横丁は本町中央商店街共同組合だ。bar Baccoで手打ちパスタを食べる。テーブル3の小さな店だった。日曜日...
旅の時間

たまには新潟

久々に上越新幹線で新潟にやって来た。早く着いたので散歩しながら会場へ向かうことにする。バスで行くなら万代口から本町で降りて1分とある。一般社団法人経営情報学会2014年秋季全国研究発表大会が新潟国際情報大学の新潟中央キャンパスで10月25日...
ひととき

61「竹藪から」千宗室

ひととき 2014年11月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「竹藪から」だった。敷地の西側にある竹藪に、子供の頃に繰り返し夢に見た竹藪の先に繋がる景色が、宮崎駿の『千と千尋の神隠し」の風景に似ていたという。「洛北には竹藪が少なくない。その...
断片記憶

悠久堂で図録を買う

夕方、打合せの前に神保町へ寄る。10月22日の京都史話で藤原道長の経筒の願文と御堂関白記の金峯山参詣の箇所を読んだ。朧谷壽氏と天野太郎氏の『藤原道長の金峯山参詣』をいただいたので、宮川禎一氏の「藤原道長の金峯山参詣」の気になる点を確認するた...
読書時間

ふたりのアキラ

平塚昌人『ふたりのアキラ』(山と渓谷社ヤマケイ文庫、2014年)松濤明と奥山章というふたりのアルピニストと縁を持つ山田美枝子との往復書簡の形でふたりのアルピニストを描くのは秀逸だった。北鎌尾根とか北岳バットレス中央稜の登攀に関わった世代の本...
断片記憶

新しい図書館

東洋大学大手町サテライトで公開特別講義『連続トーク』10/20(月)1730~1830 南 学氏「新時代の図書館は何を生み出すか」を聴く。PPPスクールの教授のお話で公共空間の利用の新しい試みについてだった。地域経営の観点から質問した。また...
断片記憶

能楽カレンダー2015

2015年の金春流能楽カレンダーを矢来能楽堂で土曜日に買った。去年は制作が間に合わなかったので定例能のとき買えなかった。その分、比叡山延暦寺で『一隅を照らそう』染筆カレンダーを買うことになった。今年は故酒井大阿闍梨の9月の「不惜身命」がよか...
断片記憶

曖昧な記憶

倉田喜弘編『江戸の端唄集』(岩波文庫、2014年)『江戸の端唄集』をパラパラめくっていたら、十日戎の唄があって、福笹(吉兆)に付けた縁起物があげられていた。記憶とは曖昧なもので、どのようなものが昔はあって、今は何がというのがはっきりしない。...
断片記憶

金春円満井会(2014年10月)

金春円満井会定例能があったので久し振りに矢来能楽堂へ行った。何時も昼飯をどうするかで悩む。12時半開演のため、早めに済ます必要がある。そのための適当な食事処が思い浮かばないので、コーヒー屋でサンドを食べたり、コロッケをテイクアウトしたりして...
読書時間

『床の間』(1978)

太田博太郎『床の間』(岩波新書、1978年)昭和46年に「岩波市民講座」で著者が講演したものに補足したもの。201頁という新書サイズに日本住宅の象徴としての床の間が論じられている。昔習った「寝殿造」から「書院造」という流れのなかで「押板」か...