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基礎ということ

二畳庵主人/加地伸行『漢文法基礎 本当に分かる漢文入門』(講談社学術文庫、2010年)本書は加地伸行氏が二畳庵主人としてZ会で連載した「漢文法基礎」から生まれた『漢文法基礎』(増進会出版社、1984年)を復刊するに当たり、「その方針としては...
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『平安京とその時代』(2009)を読む

朧谷壽・山中章編『平安京とその時代』(思文閣出版、2009年)は山中章氏の序によると実質は『朧谷壽先生古稀記念論集』とのこと。山中章氏が平安京研究に欠かせない書として以下をあげている。古代學協會編『桓武朝の諸問題』(古代學協會、1962)角...
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『日本の神々「先代旧事本紀」の復権』を読む

『日本の神々「先代旧事本紀の復権」』(大和書房、2004年)は上田正昭氏と鎌田純一氏の二日間(2002年11月12日と13日)の対談を本にしたもの。「先代旧事本紀」の偽書説は序文に「聖徳太子撰」と書いてあるのに本文にそれ以降のことがいっぱい...
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友人の背中を見よ

福島師は友人の背中を見よといった。「友人の背中を見るゆとりは、自分の足元を見ることにつながるのです。」「同期生として、ともに頑張って来た友人の背中が、しおれていおるように見えたら、自分の背中のことも考えてみるんです。居丈高に、傲慢に見えたら...
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採用基準の究極

山口孝夫著『宇宙飛行士の採用基準』(角川ONEテーマ21、2014)を読む。花火大会へ来た元の部下が置いていった本だ。彼氏が書いた本の方は買わせていただくとしょう。JAXAが宇宙飛行士候補者をどのように選抜するかは興味深い話だ。超弩級の人材...
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谷沢永一の『雉も鳴かずば』(2005)を読む

谷沢永一氏の『雉も鳴かずば』(五月書房、2005年)を読む。後記に昭和59年とあるので、新潮社版の再発行に当たるのだろう。タイトルの意図は推して知るべしだが、「沈黙している目利きでウルサ型の読者群にのみ、語りかけようと無力ながらも努めた」と...
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『記号創発ロボティクス』を読む

谷口忠大著『記号創発ロボティクス』(講談社選書メチエ、2014)がめちゃ面白い。決定論的な「論理」を用いて議論されてきた哲学的問題に対する確率論的な切り返しを読んでスッキリした。哲学者の廣松渉は、「論理的な思考実験によって経験に基づく概念形...
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『ローマ法王に米を食べさせた男』(2012)を読む

高野誠鮮氏の『ローマ法王に米を食べさせた男』(講談社、2012)を読む。限界集落の問題に対して公務員である高野氏の作戦が面白過ぎて涙が出た。タイトルで避けていたのが悔やまれる。地域経営の本です。しかし、上司を名指しで批判して大丈夫なのか。
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『冷たい水の中の小さな太陽』(1970)

世界文庫で買った『冷たい水の中の小さな太陽』(フランソワーズ・サガン、朝吹登水子訳、新潮社、1970年)の扉にポール・エリュアールの詩があって、題名にとられている。詩の訳は兄の朝吹三吉と書いている。岩崎鐸の装画がいい雰囲気だ。
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『神山プロジェクト』(2014)はシムシティか

神山町のHidden Libraryはアーティストの出月秀明氏の作品で2012年12月に誕生した。住民が、卒業、結婚、退職という人生の3つのタイミングで影響を受けた本を鍵のかかる図書館へ預けるという真逆のコンセプトだ。『神山プロジェクト』(...