古都を旅する

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桜と日本人 江里康慧

月刊京都2016年04月号に「桜と日本人」は江里康慧先生だった。薄雲鈴代氏の取材記事である。江里先生は仏師の家に生まれたけれども、仏師にだけはならないと思っていたという。それが、松久朋琳氏に入門し、眼が開かれた。あまり生い立ちの話など聞いた...
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鳳閣寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」荒俣宏氏の2回目は「鳳閣寺」だった。修験道の中興の祖といわれる理源大師聖宝が開山となっている。黒滝村はちょっと遠い。荒俣先生、今回は修験道のようだ。 プラス1は「高算堂」だった。金峯山寺の花供懺法会を始めたと...
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金峯山寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」荒俣宏氏の1回目は「金峯山寺」だった。金剛蔵王大権現の御開帳は2016年4月1日〜5月8日の日程だ。このところ毎年御開帳されるのは国宝仁王門大修理勧進のためだ。 荒俣宏氏が明治の廃仏棄釈を修験道潰しが真の狙い...
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養源院

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の藤野可織氏の4回目は「養源院」だった。京都の代表的な5つの血天井を一度に見て回ったとか。養源院、源光庵は序の口で正伝寺、宝泉院、聖興寺と回れば目的達成だ。山門右の白衣弁財天が気になるとはなかなか。...
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富小路殿公園

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の藤野可織氏の3回目は「富小路殿公園」だった。ニ条柳馬場通を上がったところにある児童公園だが、御所南は藤野氏の遊び場だったという。 プラス1は「京都ハリストス正教会」だった。富小路殿公園の北側にある...
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京都御苑

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の藤野可織氏の2回目は「京都御苑」だった。京都御苑は取り上げた記憶がない。蛤御門の入口に立つ藤野可織氏の写真は素敵だ。九条池の鯉がお気に入りとか。 プラス1は「ちびっこ広場」だった。藤野可織氏の短編...
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朝鮮儒学と藤原惺窩

『月刊京都2016年3月号』の鎌田東二 霊性の京都学 78 「朝鮮儒学と藤原惺窩」を読む。2月号に続き朝鮮儒学がテーマとなっている。 藤原惺窩は藤原定家の11代目の子孫である冷泉為純の三男として生まれて相国寺に学んだ。慶長の役で囚われた姜沆...
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京都市動物園

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の藤野可織氏の1回目は「京都市動物園」だった。剥製のイリエワニが好きだったり、本州最古といわれるあの観覧車が好きだったり、京都府生まれの才女は少し違います。現地説明会で行ったことくらいしかない私には...
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談山神社

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の葉室麟氏の4回目は「談山神社」だった。秋の黄葉の時は混んでいた記憶がある。夏の盛りは人影もないけど、蝉の鳴き声だけが耳に残った。冬はどうなのだろうか。タクシーを待たせていたので御破裂山には行ってい...
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橘寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の葉室麟氏の3回目は「橘寺」だった。橘寺は聖徳太子生誕の地とされている。葉室氏は『橘花抄』という小説も書いている。橘がお気に入りである。橘は文化勲章の五弁の章の図案でもある。私は橘の図案だと祇園の大...