連翹に思ふ

散歩時間

枯れ葉刈り連翹ひかる百花園

 

枯れ草を刈り取った向島百花園の庭は明るく広々と感じた。雪柳が咲く頃に連翹も黄色い花をつけるが、まだ、枝に花のない株もあった。

ぽかぽか陽気に誘われて人々も集まってくる。スタッフが苗床を運んでいた。花の季節はもうすぐだ。

連翹について、余りにも知らないので、手元の文庫本を開いてみた。

木下杢太郎の『新編百花譜百選』(2007、岩波文庫の3 連翹(れんぎょう)は昭和18年4月9日の吉祥寺の墓で、すでに盛を過ぐとある。葉が出ていない絵であった。

大場秀章監修・解説『シーボルト日本植物誌』(2007、ちくま学芸文庫)の3 レンギョウ モクセイ科 「中国原産。日本へは天和年間初期の1681年から83年に渡来した」(p.21)。

レンギョウは江戸時代に渡来した園芸植物である。葉と花を別々に描いていた。だから、花が先だと言いたいところだが、向島百花園のレンギョウは葉も開いていたので、絵のように花だけではない。こだわる人はこだわるので、Xに載せて業務連絡した。

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