如月である。豆まきはしなかったのであるが、豆まきの豆は腹の足しにならないのに結構なカロリーであることに驚いた。
語学はバランスゲームのようである。読めるようにならなければ聞けるようにはならない。まして、喋れやしない。Listiningに課題を感じているのであるが、具体的に何処を改善すれば良いのかわからなかった。Haru Englishを見ていて、ブロック単位で理解する力を伸ばすことへの意識が欠けていたことに気がついた(注)。
(購入後記)
TEX加藤『TOEIC L&R TEST 出る単語特急 金のフレーズ』朝日新聞出版、2017年
Listining対策に語彙というかフレーズが素早く出てくる必要があると考えて、新たな単語帳としてTOEIC系で有名な金のフレーズを入手してみた。今まで英語から意味をとる単語の勉強法であったが、金のフレーズは「日→英」の穴埋問題形式である。日本語を見て英語を思い出させる方法である。今やっているラテン語の単語カードと同じ方式なので、やはりこれだったのかと思う。まずは、すぐに出てこない単語をチェックすることから始める。覚えようとする必要はないと思っているので、気が楽である。スキーマが更新されるように繰り返すことだけ考えればよい。
Supplementの重要語100、部署・職業名84、前置詞12・接続詞19、接続副詞9、多義語88、定型表現120は「英→日」なので、これは別途復習してみることにしょう。こうして、学習法と対象である1,000のフレーズとSupplementの全体を俯瞰してみたので、明日の通勤時間から始められそうである。
冨田三穂『改訂版 TOEIC スピーキングテスト 究極のゼミ』アルク、2023年改訂版
スピーキングテストは分厚いので持ち運びはしない。Listining対策で必要なことは英語の処理能力のUPである。一人の話者の講演を聞く場合はスライドがあるので読んで理解できるが、パネルディスカッションとなると、理解が追いつかないことが多い。聴き取れない点を少しでも改善するために、フレーズを話すことを通じて予見ができるように訓練する。聞こえた単語の一語一語に拘ってしまうと置いてけ掘になってしまう。ブロック単位での理解を心がけようと思う。
堀川宏『しっかり学ぶ初級古典ギリシャ語』ベレ出版、2021年
『CDエキスプレス古典ギリシア語』(荒木英世、白水社、2003年)は音声付きなのであるが、文法的な説明がほとんどないので、例文の構造を理解するのが難しい。若い人と違って、暗記が得意でないため、原典を文法的に解説してくれないと頭に入ってこない。というわけでフラストレーションが溜まっていた。そこで、音声がないので選択肢から外した『しっかり学ぶ初級古典ギリシャ語』を購入することにした。しっかり学ぶシリーズには信用がおける。西洋古典叢書編集部編『西洋古典名言名句集』(京都大学学術出版会、2023年)はギリシャ語が半分を占めているので、ラテン語だけでは味わいきれないのだ。
あとがきに、「まず、本書の全体を何度か読み返して、どのあたりは理解しやすく(または覚えやすく)、どのあたりは厄介そうだ(覚えるのに時間がかかりそうだ)という大きな見通しを持つようにしてみてください」というアドバイスがある。これは他の言語の学習についても言えそうで、とりあえずラテン語ももう一度『しっかり学ぶ初級ラテン語』(山下太郎、ベレ出版、2013年)を読み返すことを日課に取り入れたい。これらは読書計画ではなく、トレーニングである。どこから時間を捻り出すかは問題ではあるが。
【言語】
TEX加藤『TOEIC L&R TEST 出る単語特急 金のフレーズ』朝日新聞出版、2017年、2023年第47刷
冨田三穂『改訂版 TOEIC スピーキングテスト 究極のゼミ』アルク、2020年、2023年改訂版
堀川宏『しっかり学ぶ初級古典ギリシャ語』ベレ出版、2021年、2022年第3刷
(注)Haru English TOEIC900点を取るための勉強法【リスニング編】
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