笠置寺

古都を旅する

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」美術ライターの橋本麻理氏の2回目は「笠置寺」でした。笠置町はボルダリングの聖地となっているとのことです。真言宗智山派の笠置寺は磨崖仏で有名です。山岳修験の聖地でもありまして、良弁僧正や実忠和尚の伝説に触れていました。私的には解脱上人貞慶の話があって欲しいところですが、スペースが限られているので無理でしょうね。もちろん、この寺を有名にしたのは後醍醐天皇です。

プラス1は後醍醐天皇行在所跡でした。元弘の変(1331年)で後醍醐天皇が立て籠りしました。この時に寺が炎上し、磨崖仏も消磨してしまいました。寺を滅ぼして有名にするという荒業ですが、なぜ笠置寺だったのでしょうか。

注)関裕二氏の回と内容が同じなのでした。京都府なのですが、奈良の回で扱われたのも同じです。

週刊新潮2022年6月2日号

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