建長寺を歩く

散歩時間

建長寺は正式には巨福山建長興国禅寺といい、鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派の大本山です。如月の暖かい日差しに誘われて北鎌倉駅を降りて梅の香を楽しみながら線路沿いを歩いて15分ほどで到着しました。入山料500円を納める時に御朱印を聞かれて、今日は用意していなかったことを後悔しました。Hollyさんでモーニングをして、思い立ったから、そのまま、もらった菜花を郵便受けに入れて駅に向ったのでした。

「天下禅林」の額が西の外門に掲げられた建長寺は、総門、三門、仏殿、法堂が一直線に並んでいます。三門の右手南側に国宝の鐘楼があります。三門の先は柏槇の古木が左手に見えます。仏殿(佛寶殿)には地蔵菩薩坐像が安置されています。法堂は「海東法窟」の額が掲げられていました。奥に千手観音像と手前に釈迦苦行像があり、天井には小泉淳作の雲龍図がありました。平成15年(2003年)に天井に掲げられたのを今回初めて見ました。薬を飲んでいるせいか、少し立ちくらみがしました。飲み慣れないものはどこで影響がでるのかわかりません。

受付で半僧坊からの眺めが良いと言われていたので、行って見ました。3回目になります。途中にある養老孟司氏が奉納した虫塚を初めて見ました。隈研吾氏が設計した虫塚は平成27年(2015年)に完成しました。6月4日虫の日に法要がありますが、去年はコロナ禍で中止になりました。先にある半僧坊へは石段を登る必要があります。今日は腰椎コルセットをしていないので慎重に足を運びました。石段を上がる脚が辛くなり、呼吸も荒くなったとき、見慣れた天狗のいる場所に着き、一息いれて最後の石段を上がると、半僧坊大権現の本殿でした。富士見台からは富士山が霞んで見え、相模湾見晴台からは相模湾が眩しく光っていました。5分ほど先の勝上獄展望台まで上がり、眺望を堪能しました。裏からは横浜方面が見えました。天園ハイキングコースは閉鎖されているというので、以前に行った展望台には向かわずに降ることにしました。

鶴岡八幡宮はコロナ禍にも関わらず賑わっていました。鳩サブレ本店で鳩サブレを土産に買って早めに戻ることにしました。体力貯金が無くなっているようです。

梅の香に 昔日(いにしえ)思ふ 鎌倉路
人が行きかふ その先見れば

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