2020-10

読書時間

『明智光秀と近江・丹波』(2019)

福島克彦『明智光秀と近江・丹波 分国支配から「本能寺の変」へ』淡海文庫63、サンライズ出版、2019年第2刷 「近江」という字と「淡海」の字で「シガモノ」と認め「ここ滋賀」で購入した。寝る前に読む本だ。 第一章 美濃・越前・京 第二章 光秀...
散歩時間

『古代中世 日本の読書』(2020)

第32回慶應義塾図書館 貴重書展示会 「古代中世 日本人の読書」 2020年10月7日(水)〜13日(火)丸善・丸の内本店4階ギャラリー 今年の目玉は、『論語』の伝世最古写本といわれる『論語疏(ろんごそ)』の展示だった。『論語疏』は正式には...
四都手帖

2020年11月四都手帖【編集中】

2020年11月の私的な愉しみと記憶 雨月陶齋先生の個展を法然院でみるのもつぎつぎし。 【古都】 特別展「舞妓モダン」京都文化博物館 2020年10月6日(火)〜11月29日(日) 皇室の名宝展 京都国立博物館 2020年10月10日(土)...
東都手帖

東都手帖2020年11月【編集中】

2020年11月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 11月は霜月です。晩秋を街を歩くのはひとつの慰めです。都会でしか味わえない孤独、東都はシロアリの巣のようなビル群が立ち並ぶ人工的な街です。 展覧会等 特別展「工藝2020-自然と美のかたち...
読書時間

『藤原行成』(1994年)

黒板伸夫『藤原行成』吉川弘文館、1994年、2011年第2刷 いつだったか、倉本一宏『藤原行成「権記」全現代語訳(上) 』(講談社学術文庫、2011年)を読んでいたら、藤原行成を知るには黒板伸夫『藤原行成』(吉川弘文館、1994年)を読むと...
読書時間

『美味しいコーヒーって何だ?』(2013)

オオヤミノル『美味しいコーヒーって何だ?』マガジンハウス 本書は焙煎家のオオヤミノル氏と編集者の岡本仁氏のインタビューでオオヤミノル氏を紹介した後、オオヤミノル氏と井ノ上達也氏、堀内隆志氏及び大坊勝次氏との対談が続く。 横山聡『京都・六曜社...
読書時間

『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』(2020)

横山聡『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』京阪神エルマガジン、2020年 京都本はもう買わないと書いていたにもかかわらず、萩尾望都氏の『ポーの一族』のようなタイトルの印象に惹かれて、手にしてしまった。 京都は三条河原町にある六曜社という喫茶店...
読書時間

『「維新」的近代の幻想』(2020)

子安宣邦『「維新」的近代の幻想』作品社、2020年 書誌情報 2018年4月から2020年2月までの大阪と東京での市民講座の内容を本にしたもの。全16章からなる。第15章までは市民講座で、第16章は北京大学での講演である。これもすでに6月の...
読書時間

『前方後円墳の時代』(2020)その2

近藤義郎『前方後円墳の時代』岩波文庫、2020年 第一章 弥生農耕の成立と性格 稲作がどのように始まったかは、考古学の分野である。本書は弥生農耕の生産手段の話から始まる。弥生初期の稲作が生産性の低い自然の湿潤低地を耕地といて利用したものであ...
読書時間

『前方後円墳の時代』(2020)

近藤義郎『前方後円墳の時代』岩波文庫、2020年 書誌情報 本書は生前に近藤義郎が『前方後円墳の時代』(日本歴史叢書、岩波書店、1983年)の増補改訂版を念頭に書き込みした初版本を底本にして文庫本にしたという。その辺りの経緯は「文庫版編集に...