四都手帖2018年11月【編集中】

四都手帖

2018年11月の私的な愉しみと記憶

霜月の頃、紅葉が彩りを増し、北風が吹き始めるとなんだか人が懐かしく思い出される。カウンターで一人飲む酒が長くなるのは温かいものが欲しくなるからでもある。ライトアップされた古都の一段と冷え込んだ夜の街を靴音と一緒にいつまでも歩いているは、止まり木を求めているのだろうか。

花街は祇園東の祇園をどりで締めくくられ、お火焚があちこちで見られるようになる。紅葉の法然院で陶齋先生の個展をみるのが密やかな楽しみになっている。実際には師走に入って伺うのであるが、今年は顔見世興行が11月と12月の2ヶ月のロングランになっているので、面食らいます。

【古都】

祇園をどり 祇園会館 2018年11月1日(木)〜10日(土)

當る亥歳 吉例顔見世興行 京都四条南座 2018年11月1日(木)〜25日(日)、2018年12月1日(土)〜26日(水)

雨月陶齋展 法然院 2018年11月26日(月)〜12月2日(日)

特別展 京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ 京都国立博物館 2018年9月29日(土)〜11月25日(日)

いっとかなあかん店の京都版が出るそうです。

【湖都】

滋賀県立近代美術館

2017年4月1日より改修・増築工事のため休館中。2019年3月31まで展示予定なし。

本尊大開張 櫟野寺 2018年10月6日(土)から12月9日(日)秘仏十一面観世音菩薩坐像を2016年9月に東京の国立博物館で観たとき、33年に一度の大開張の予告があったのを覚えている。ついにその時が来た。

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櫟野寺の大観音

【旧都】

秋は正倉院展できまり。

第70回正倉院展 奈良国立博物館 2018年10月27日(土)〜11月12日(月)

【水都】

特別展「高麗青磁ーヒスイのきらめき」東洋陶磁美術館 2018年9月1日(土)〜11月25日(日)

ルーブル美術館展 大阪市立美術館 2018年9月22日(土)〜2019年1月14日(月)

◯「第Ⅳ期 ほとけの世界にたゆたう」中之島香雪美術館 2018年10月6日(土)〜12月2日(日)朝日新聞の創業者の村山龍平(香雪)のコレクションは凄かった。

いっとかなあかん店、ありませんかね。

編集

2018/10/08 中之島香雪美術館の開館記念展を追加

2018/10/21 京のかたな展を追加(記録として)

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