東都手帖2018年11月【編集中】

東都手帖

2018年11月東都散歩のための私的な愉しみと記憶

霜月の頃、黄葉の季節が到来した。

「死ぬのはいつも他人」という墓碑銘が印象的なマルセル・デュシャン。

大報恩寺というとピンと来ないが千本釈迦堂なら何度も見に行った。

そして、この秋、嵯峨本謡本百帖が見られる。昔、辻邦生の『嵯峨野明月記』(1971年)を読んで嵯峨本の魅力に取り憑かれた三人の男のモノローグを思い出した。一の声は本阿弥光悦、二の声は俵屋宗達、三の声は角倉素庵。小説家の想像力をして語らせる。これは武蔵美へ行かねばならぬ。

特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」東京国立博物館、2018年10月2日(火)〜12月9日(日)

特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」東京国立博物館、2018年10月2日(火)〜12月9日(日)

◯展覧会「和語表記による和様刊本の源流」武蔵野美術大学美術館・図書館 2018年11月1日(木)〜2018年12月18日(火)

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