ひととき 2018年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「お春さん」というタイトルでした。大宮通が今出川通と交わる角に木彫りの蜻蛉が飾られていた町家が、お春さんの家で、家元のところで鰹節を削る仕事をしていたといいます。それだけのはずはないけど、いつもの家元の回想シーンです。蜻蛉の飾りのある町家を通って北野さんへお詣りしていたといいます。子供の頃の話で、もう、お春さんも、町家もなくなりました。
注)大宮通が上立売通を過ぎるとスポイトのように萎んで狭くなるという話から始めていたので、寺之内通から大宮通を下り今出川通を西に向かうルートで北野天満宮へお詣りに行っていたと推定しましたが、「横切る」という言い方からすれば、堀川通を下り今出川通を直進して町家を横の方向に通り過ぎたと読み取るべきでしょうか。
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