断片記憶 代表的日本人 中江藤樹 人を発見することは、その人の生き方に関わる。私はどれだけの人を発見したのだろうか。書物を読むことは自分にとって事件である。ある言説が事件性を持つ時、その言説に出会うこともまた事件である。内村鑑三の『代表的日本人』は内村鑑三が発見した人が挙げ... 2016.03.13 断片記憶
古都を旅する 金峯山寺 週刊新潮の「とっておき私の奈良」荒俣宏氏の1回目は「金峯山寺」だった。金剛蔵王大権現の御開帳は2016年4月1日〜5月8日の日程だ。このところ毎年御開帳されるのは国宝仁王門大修理勧進のためだ。荒俣宏氏が明治の廃仏棄釈を修験道潰しが真の狙いで... 2016.03.11 古都を旅する
断片記憶 『平安王朝の葬送 死・入棺・埋骨』(2016) 朧谷寿『平安王朝の葬送 死・入棺・埋骨』思文閣出版、2016年朧谷寿氏による平安王朝の天皇及び貴族の葬送の態様の分析をまとめたもの。既出論文に書下ろしを加えて平安王朝の天皇の葬送を網羅した。貴族の葬送との対比で皇権のあり方を見ていくことにな... 2016.03.06 断片記憶
断片記憶 『紙つぶて 自作自註最終版』(2005) 谷沢永一『紙つぶて 自作自註最終版』文藝春秋、2005年外部倉庫にあるとばかり思い込んでいたが、本棚にあった。紙つぶてという書評コラム455篇が600字の発句集とすれば、自註500字は付かず離れずの微妙な位置で脇句として展開する。発句として... 2016.03.05 断片記憶
古都を旅する 養源院 週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の藤野可織氏の4回目は「養源院」だった。京都の代表的な5つの血天井を一度に見て回ったとか。養源院、源光庵は序の口で正伝寺、宝泉院、聖興寺と回れば目的達成だ。山門右の白衣弁財天が気になるとはなかなか。... 2016.03.04 古都を旅する