本を読んでいるうちに眠くなるのは電車の中だが、旅に出ると刺激を受けるのか色々と想いが浮かんでは消えていく。ただ、手元にあるのが『方法序説』なので、本棚から取り出して調べたいフレーズは出てこない。
デカルトも旅に生きた人だったようで、前に読んだ手紙と突き合わせて読んだりすると受け取り方が変わるのかもしれない。「種」、「個体」「偶有性」や「形相」という言葉も知らなければ読み飛ばしてしまうが、これらのスコラ哲学の用語は訳注にあって言葉のネットワークを理解していないと著者の主張を受け止めることができないのは言うまでもない。
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