断片記憶

本を読むことがわからなくなる

もう、いつのことだか覚えていないが、朝にトーストを食べながら、本を読んでいる時間が堪らなく嬉しい時があった。辻邦生の『パリの手記Ⅰ 海そして変容』(河出書房新社、1973年)を読んでいた時であろうか、浪人生なのにそんな時間があったのだろうか...
古都を旅する

欣浄寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」作家髙樹のぶ子氏の2回目は「欣浄寺」でした。深草の少将縁の欣浄寺(ごんじょうじ)は前回の予告でした。六歌仙で有名な小野小町と深草の少将の話の続きの墨染の欣浄寺は伏見大仏で知られています。まだ未見な...
断片記憶

続けるということ

仕事は続けている。職業人としては変わっていないが、内実は異なっている。手を動かすよりレポートを読む時間が長くなった。セキュリティには興味がなくなってきたのが分かる。扱っているDatapointが大きい企業でないと面白いことがないのだろう。仕...
断片記憶

続いていることしか続かない

何事も続けられないという性根なので、気がつくと忘れている。もうこの年齢になるとどうせすぐに飽きるからということで新しいことにあまり飛びつくことがなくなった。A Decade Aheadに常態となるようなスキルをリスキリンクで習得するというこ...
断片記憶

猛暑

快晴で猛暑の予想が出ている。本を元あった場所に戻せないと思って少し不安になる。郷土資料館で曳舟川の歴史を遡っていたのだ。荒川放水路の工事が完成したのは昭和5年(1930年)なので、曳舟川は荒川放水路で分断されてしまった。分断後の曳舟川がいつ...
書籍目録

2023年07月購入図書(その3)

文月の暑さに身体が弱っているため、判断は刹那的である。(購入後記)西きょうじ氏の例題一覧を除けば150頁の本を速攻で読んだあとは、薬袋善郎氏のドリルで復習しょうと思った。相変わらず薬袋善郎氏は重厚な要求をする。「黄リー教」から回し始めると3...
四都手帖

四都手帖2023年08月

2023年8月の私的な愉しみと記憶8月は葉月である。五山送り火で大文字山(如意ヶ嶽)の火床に登ったのが懐かしい。汗ダクダクになって銀閣寺の裏手から登って見た火床からの眺めは素晴らしかった。コロナ以降の開催は天気にも恵まれていなかったので、今...
東都手帖

東都手帖2023年08月

2023年8月東都散歩のための私的な愉しみと記憶葉月は花火大会が終わって静かになる。CHISAKO KADOTA - パリの輪郭 - Le Ptit Parisien 2023年7月30日(日)〜8月12日(土)特別展 古代メキシコ マヤ、...
古都を旅する

随心院

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」作家髙樹のぶ子氏の1回目は「随心院」でした。六歌仙で有名な小野小町の縁の真言宗の寺院です。しばらく行っていないと景色が朧になってしまいました。髙樹のぶ子氏は『小説小野小町 百夜』を上梓しているので...
散歩時間

下町のイタリアン

東日本橋にあるトラットリア リンシエメは気さくなレストランでコース料理が楽しめる。ワインを飲みながら一品料理を食べるのがいつものやりかたであるのだが、今夜はスペシャルな料理が出るというのでお誘いに乗ることにした。お店に入ると知らないイタリア...