旅の時間

かがり火コンサート2014

行きつけの店で普段になく早いペースで飲んだあと、鞍馬口の上御霊神社へ向った。 第26回御霊祭かがり火コンサートの当日精算のチケットで2,000円也。 かがり火が煙いけど、空いている前の席を確保して、お酒を買う。300円の熱燗を飲んで始まるの...
読書時間

『神山プロジェクト』(2014)はシムシティか

神山町のHidden Libraryはアーティストの出月秀明氏の作品で2012年12月に誕生した。住民が、卒業、結婚、退職という人生の3つのタイミングで影響を受けた本を鍵のかかる図書館へ預けるという真逆のコンセプトだ。『神山プロジェクト』(...
断片記憶

蔵書の苦しみを味わう

天気が悪いので、GTDをして、課題リストを整理した。まずすべきは、書籍の把握となった。今までは、積んであるダンボールの中の本を出して、読むか読まないか判断して、読みそうもないものは、Bookoffの引取り用のダンボール箱に移すだけで終わって...
読書時間

狛犬とは何か

私たちは身近なものを意外と知らない。狛犬も神社で見かけるが、どういうものであるか説明する知識を持っていない。色々と種類もありそうであるが、その先へ進む手立てはなく、それで済ませてきた。 たくきよしみつ氏の『狛犬かがみ新装版』(バナナブックス...
断片記憶

喫茶店という存在

村松友視氏は「喫茶店という存在は、日本の土壌の中で独特の役割を数かぎりなく果たしてきたのではなかろうか」(『銀座の喫茶店ものがたり』白水社、2011年)という。 村松氏が言う役割とは、オルデンバーグの「サードプレイス」としての喫茶店の役割を...
旅の時間

南山城の古寺巡礼

京都国立博物館の特別展覧会「南山城の古寺巡礼」を観てきた。以前、南山城へは行ったことがあり、懐かしさもあったのだが、まだ、廻っていない寺もあり楽しかった。 企画室長の宮川禎一氏が図録に藤原宗忠の「中右記」から笠置寺参詣の記事を引いたのが面白...
旅の時間

熊野御幸を史料で読む

朧谷壽氏の「京都史話Ⅳ」を京まちや平安宮で聴く。熊野御幸を史料で読むことの2回目だった。 宇治田原の禅定寺へ禅定寺文書を研究するために20日間通った話や藤原信西の首塚の話がでたのは、京都国立博物館の「南山城の古寺巡礼」の展示を観てきたからで...
読書時間

朧谷壽『藤原道長』(2007)を読む

朧谷壽著『藤原道長』(ミネルバ日本評伝選、2007年)を読む。 当時の日記に藤原実資の『小右記』、藤原道長の『御堂関白記』、藤原行成の『権記』があり、『御堂関白記』は自筆本が14巻伝わっている(孫の師実の古写本12巻を含め国宝)。なお、『御...
ひととき

55 「旅の達人」千宗室

ひととき 2014年05月号の千宗室氏の京都の路地まわり道は「旅の達人」の話でした。 移動が多くなる季節、家元も体調を整えるべく、備品を用意して旅にのぞみます。「本当の旅名人はどんな移動方法でも身一つで馴染み、宿に入ればそこの備品で凡(すべ...
断片記憶

ビジネスライティングはこれで決まり

日本語を実用的に考えるためのブログとしてお勧めは丸山有彦氏のmy コンテンツ工房だ。丸山氏はマニュアル等のビジネスライティングの専門家である。失語症の方のリハビリテーションを通じて得た知見をもとに言語獲得から日本語を考えており説得力がある。