断片記憶

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本にすることのプロセス(その7)

四都手帖私家版(後記案)その2「読書時間」はブログに掲載したものの誤字・脱字を訂正して、語調を整える編集を行った。二〇一二年から二〇一五までの記事の中から四都に関するものを中心に採録している。四都とは、古都(京都)、旧都(奈良)、湖都(滋賀...
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本にすることのプロセス(その6)

四都手帖私家版(後記案)その1四都手帖の四都とは、古都(京都)、旧都(奈良)、湖都(滋賀)、水都(大阪)のことである。「旅の時間」はブログに掲載したものを編集したり、非公開の記事からなっている。二〇一五年から二〇一八年までの記事の中から採録...
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本にすることのプロセス(その5)

後書(案)を書き始める鍋さんから、書いたものを読者が読んで、わかりやすくなるものを書いた方がよいとの助言を受けたので、後記を書いてみた。「ますだの記憶」について(後記)先斗町の「ますだ」は、京都市中京区先斗町四条上ル下樵木町二〇二にある居酒...
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本にすることのプロセス(その4)

一行目から書けなくなる店の説明を書こうと思って、Google Mapを見ると「先斗町 ますだ」でおばんざい料理店とあった。Appleのマップも「先斗町 ますだ」でおばんざい料理とある。バッキー井上氏の「京都 店特選」では居酒屋「ますだ」、先...
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本にすることのプロセス(その3)

打合せ第2回鍋さんから話を詰めましょうという連絡が来た。プロは丸投げを嫌うということは聞いていたのでお任せはしないが、ポイントの説明がないと手戻りもしかねないと思う。こちらはプロジェクトマネジメントをしてきているので、スケジュールを聞いてこ...
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本にすることのプロセス(その2)

布選び鍋さんに渡された『新日本の色』という装幀織物という布のサンプルをめくり、裏の説明を読みながら、日本の色の多彩さと細布とかネオンなどの品種の違いを目と手で味わう。同じ染料でも生地の織り方で風合が異なる。まして、手触りが違う。なるほど、今...
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本にすることのプロセス(その1)

打ち合わせ第1回このプロジェクトはのんびりのようなのである。まず、打ち合わせを天眞庵でする。その日はLe Petit Parisienが臨時休業だったのと、私も午後からカラオケの約束があったので昼飯の時間にしてもらった。まず、本の外観を決め...
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本をつくることの意義

パリジャンのオーナーさんと果てしなく飲んで本をつくる話をした。パリジャンで偶にお会いする専門家と仕事するのは楽しみである。本つくりの過程はオーナーさんのを見てきた。この際だから少し勉強しようと思う。電子の森から解き放ち、形を与え供養しよう。
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外来種のアサガオ

都会を歩くと、足元にヒルガオの花が咲いているのを見かけることがある。よく見ると葉の形が楕円形ではなくハートの形をしている。マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科)である。もう、ヒルガオの時期ではない。するとヒルガオだと思っていたのは、いつのまに...
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蔵書の世界

「江戸時代の本棚~蔵書が語る知の形成・共有・継承」工藤航平(国立歴史民俗博物館研究部 准教授)を視聴したことは、この間書いたが、その講演の中で、スライド12に蔵書目録が享保期(18世紀中頃)に一斉に現れるとして横田冬彦『日本の歴史16 天下...
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蔵書は知の形成過程を知る手掛かりか

「江戸時代の本棚~蔵書が語る知の形成・共有・継承」工藤航平(国立歴史民俗博物館研究部 准教授)を視聴した。江戸時代の知の形成のあり方の話だった。具体的には加賀藩のある十村(とむら)を担った喜多家の蔵書を調査したものだった。自分が「読書塔」を...
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のんびりする日

予定のない日はいい。することがないほどいい。頭が疲れていなければ本を読むけど、疲れている時は、コーヒーでも飲みに出かける。神社も人がいないほどいい。アイデアが出ない時は散歩するに限る。身体を動かして視点を変えると普段は見えなものが見えてくる...
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『書物憂楽帖』(1983)はタイトルそのもの

ジェラルド・ドナルドソン、加島祥造訳『書物憂楽帖 オール・アバウト・ブックス』ティービーエス・ブリタニカ、1983年LE PETIT PARISIENにあったのでパラっと頁を捲ってみた。加島祥造が訳している。書物にまつわる西洋のエピソード集...
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「探索式2025」その他の状況(その3)

本は分割して統治するので、分野を思想、歴史、言語、その他に便宜上分けてみた。ここではその他を扱う。便宜的にその他としているので傾向性はないが、残す本が文学であることは間違いない。そして、この中にはないことも確かである。(5月から8月の状況)...
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RIP 栗塚旭

栗塚旭氏が亡くなられたことが2025年9月11日までに分かったというニュースが流れてきたました。88歳でした。「おれは用心棒」「燃えよ剣」は記憶に残ってます。左右田一平氏のナレーションが「俺は用心棒」の最後を締めくくりました。島田順司氏との...