ゲンロンカフェ初訪

散歩時間

2023年10月13日(金)にゲンロンカフェで開催された「山内志朗×檜垣立哉×アダム・タカハシ 司会=植田将暉「〈バロック〉から哲学を問いなおす──ヨーロッパ精神史入門」 」を聴きに行った。Webでニコニコ生放送でもよいのであるが、五反田にあるゲンロンカフェにはまだ行ったことがなかったので、金曜日の夜だし、他に用もないので会社の帰りに寄ることにした。

五反田は暫く来ていないが、山手線が超混んでいるのには驚いた。19時前に着いて開演を待つ。

司会の植田将暉氏は1999年生まれと若いが、このような企画ができるのは素晴らしい。アダム・タカハシ氏の「バロックの哲学 あるいは〈野生のリアリズム〉」のスライドは15分とか言っておきながら、1時間を超えて終わりが見えない。熱い。しかも、ワインの杯を重ねるに従って檜垣立哉氏の声は大きくなる。後半に山内志朗氏のプレゼンが始まり、ドゥンス・スコトゥスの読み方の話は面白かった。檜垣立哉氏の話は坂部恵、ドゥルーズが中心だったが、山内志朗氏も檜垣立哉氏も坂部恵に学んでおり、檜垣立哉氏が山内志朗氏の7歳下であるという話でおおよその関係はわかった。京大と東大の関係もタブーがあったという。21時半終了の予定が22時50分になったのは言うまでもない。

注)ちなみに坂部恵は少し古めの哲学史の教科書である『西洋哲学史 第三版』(東京大学出版会、1974年)の著者の1人である。

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