2023-05

読書時間

『街上不平』(1915)

土岐善麿『街上不平』東雲堂書店、大正四年土岐善麿が石川啄木を世に出したとLe Petit Parisienのオーナーが言って、この詩歌集を取り出してきた。オーナー氏は好きらしい。土岐善麿については国文学者で校歌の作詞を多くしたことくらいしか...
書籍目録

2023年05月購入図書(その3)

日常にこそ考えるヒントがある。現代写真研究所教務主任の金瀬胖氏が「記憶に残る写真」のなかで、「写真は、一度見て終わる写真ではなく、世界を見る目を変え、長く記憶の底に残り私らに語り続ける写真なのだ」と「坂本龍一さんが、「写真のチカラ」という一...
四都手帖

四都手帖2023年6月

2023年6月の私的な愉しみと記憶6月は水無月である。昔のことはあまり覚えていないが、東林院で抹茶をいただきながら、庭の沙羅の花を眺めているだけの会である。よく行った気がする。時には精進料理もいただいたりした。沙羅は満開にならず、散っていく...
東都手帖

東都手帖2023年6月

2023年6月東都散歩のための私的な愉しみと記憶6月水無月は年の折り返しの月である。邪気を祓いたい。ルーブル美術館展 愛を描く 国立新美術館 2023年3月1日(水)〜6月12日(日)吹きガラス 妙なる形、技の妙 サントリー美術館 2023...
書籍目録

2023年05月購入図書(その2)

5月は連休があるので、ふと魔が刺した。選択しないという選択があることを忘れていた。(購入後記)古典ギリシア語について、何を選ぶべきか。色々と考えてCD付きにした。やはり音がなければ頭に残らない。Tα Γραμματαと発音を覚えるのを目的に...
散歩時間

水元公園の不思議

ピクニックをした。都内でも唯一水郷の景観を持つ公園である。とにかく広い。対岸は埼玉県側のみさと公園になっている。メタセコイアの森の下にシートを広げて宴会である。木漏れ日の中で枯れ枝も風に運ばれてくる。こんな良いところを知らないで済ましていて...
散歩時間

My mind 2023を観る

My mind 2023 現代写真研究所土曜ゼミ終了展 文京シビックセンター展示室2 2023年5月4日(木)〜5月10日(水)年中行事である写真展を観に行った。観るというのは飲むための口実のようなもので、集まって、近くのイタ飯屋で飲むこと...
断片記憶

古文読解への筋途

読書猿氏の『独学大全』の語学学習の要諦は学習内容に対する雑音と学習方法についての雑音を排して、時間をかけた分成果が上がると信じることだ。古文は単語、文法、読解の順でいこうと思う。単語の意味をすらすらと説明できなくなっている自分に気づいたので...
書籍目録

2023年05月購入図書

Style Manualが今の私の英語のレベルでは必要ないことはわかっているが、知の技法を扱っていくとどうしてもSTEVEN PINKERが出てくる。そちらの文脈で買うことにした。翻訳が出るとも思えない本なので。(編集後記)STEVEN P...
書籍目録

2023年05月購入古書

5月は五月(さつき)かな、それとも皐月(さつき)かな。(購入後記)甘夏書店さんで、昭和のレコードを90年前の蓄音機で聴きながら選ぶ。裂に反応したらしい。【アート】文化庁他監修、西村兵部編『日本の美術 第90号 名物裂』至文堂、1973年茶入...