2022年06月購入図書

書籍目録
陰暦6月水無月とは不思議な漢字である。水月なら、水の月でわかる。無が「の」を意味する格助詞の「な」の連体形というのがピンとこない。神無月も神の月という意味である。古代の言葉は漢字を借り物としていたが、現代人の言葉遣いからは計り知れない。
(購入後記)
この薄いフランス語の練習問題集は大学のテクストであろう。翻訳例は付いていないので自習向きではない。では何故買ってしまったのか。そこに自分の嗜好があると思うが言葉にならない。何か仄めきがあったのだろう。後になるとわからなくなるし、別な論理が働いてしまう。
『歴史とは何か』は清水幾太郎訳で読んだものだが、こうやって新訳版を出すのは何か意義があるのだろう。言葉遣いが古くなったとは思えない。なんだかんだ言って手にしてしまうのは、歴史好きなのだろう。
梅原猛の山部赤人論から万葉集を読み始めたが、そのまま万葉集を読んでいる自分がいる。白文なので完全には読めていないのであるが、偶には閃くこともある。今の岩波文庫は、訓読の万葉集5巻と原文万葉集2巻であるが、私の持っているのは、佐々木信綱編の『白文万葉集』と『新訓万葉集』のそれぞれ2巻本である。森浩一先生の万葉集解釈も知りたくなった。
養老先生の本をどこに位置づけるのかまだ見当がついていない。「エッセイ」にしたり「思想」にしたり「知」にしたりしている。ほんとにいい加減である。カテゴリは検索の基本であるが、実際には#をつけていないので、機械的な分類はできていないので意味はない。この辺りは曖昧な自分の性格がある。さて、科学に対する哲学批判であれば、私の分類で言えば思想かもしれない。
【思想】
武田裕紀、三宅岳史、村松正隆編『フランス語で読む哲学22選ーーモンテーニュからデリダまで』朝日出版社、2021年
養老孟司『養老孟司の人間科学講義』ちくま学芸文庫、2008年
【歴史】
E.H.カー、近藤和彦訳『歴史とは何か』岩波書店、2022年
森浩一『万葉集に歴史を読む』ちくま学芸文庫、2011年、2018年第4刷

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