2021年04月購入図書

Goinkyodo通信 書籍目録

今年は桜が早く咲いてしまったので、4月は淋しく感じた。をどりもないので、何か物足りない。

(購入後記)
都をどりが新型コロナで今年も中止となった。植木朝子氏の書いた唄を今年も聴けないとは残念なことだ。ミネルヴァ通信に連載されていたものが本になった。「虫」とはなんともニッチなテーマである。

高橋昌一郎氏の本を読み直そうと思っていた矢先に出た本なので、迷わずに購入した。各章ごとにコーヒーの蘊蓄が披露される。二度美味しい本。

今更、サンスクリット語の入門書から何を学ぼうというのか。Amazonは何故私に勧めたのか?

丸島和洋氏の本は一応無監査で購入したい。

井上光貞氏の本は60年経って新書ではおかしいと思う。

円仁の『入唐求法巡礼行記(2)』があったので買ってきたが、今度は巻1が見当たらない。ストレスを感じた。

新学習指導領の「探究」を知るために探究型学習のテキストを購入した。探究という言葉は気になる。

食事での何気ない言葉が相手を傷つけていた。ソムリエにおいて言葉が非常に重要であることが分かった。

「歴史認識」という言説があるなか、「歴史意識」という言い方が気になった。どうやら、庶民の懐く歴史像を歴史意識と言っているようであり、歴史家の歴史認識のことではない。ひとびとの歴史像が歪められている問題は『教養としての歴史問題』(2020年)で扱っていたように指摘することはできても歪みを直すことは難しい。

(読書展望)
スローダウンして、4月の自分の読書を見直した。積読本を読まなくて良くなっていることがある。読まずに処分するが、役にたたなかったわけではない。

【歴史】
植木朝子『虫たちの日本中世史 『梁塵秘抄』からの風景』ミネルヴァ書房、2021年

丸島和洋『東日本の動乱と戦国大名の発展』吉川弘文館、2021年

井上光貞『日本国家の起源』岩波新書、1960年、2021年第44刷

円仁、塩入良道校注『入唐求法巡礼行記(2)』東洋文庫、1985年、2017年第14刷

歴史評論2021年5月号 歴史科学協議会

【思想】
高橋昌一郎『20世紀論争史 現代思想の源泉』光文社新書、2021年

ミシェル・ド・セルトー 著 山田登世子 訳『日常的実践のポイエティーク』ちくま学芸文庫、2021年

【知】
河野哲也『問う方法・考える方法』ちくまプリマー新書、2021年

田崎真也『言葉にして伝える技術』祥伝社新書、2010年、2019年第5刷

【語学】
石井裕『ニューエクスプレスプラス サンスクリット語』白水社、2021年

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