2016-11

読書時間

『魔の系譜』(1984)

谷川健一の『魔の系譜』(講談社学術文庫、1984年)はもっと早く出会っておきたかった本の一つだ。 本書の主題 「本書は私の著作のなかでもっとも初期に属するものである。それだけではなく、私はそれまで胸中に溜めておいた一つの主題を、本書の中で一...
読書時間

『読書人の浅酌』(1991)

谷沢永一『読書人の浅酌』潮出版社、1991年 「浅酌」とは三省堂大辞林によれば、「ほどよく酒を飲むこと。小宴を催すこと。」とある。谷沢永一氏は酒が好きなようである。ほどよくということもその度量によって違うものである。読書人は、しかし、酒を飲...
読書時間

線を引いても読めない本

谷沢永一『近代日本文学史の構想』晶文社、1964年、1977年第2刷 谷沢永一氏の書いたものを読んで来たのは『紙つぶて』以降の文体だったので、『近代日本文学史の構想』(晶文社、1964年)の文体を読んで、厳密さを追求するあまり、長くなった文...
書籍目録

2016年10月購入古書

2016年10月購入古書 購入後書(うしろがき) 早稲田の帰りに課題図書を買うつもりだったが、神保町で降りるのがめんどくさくなったので、曳舟まで来てしまった。古書肆 右左見堂で民族が目に付いたので、岩波新書を買った。与謝野晶子の歌集もついで...
断片記憶

二上達也九段逝く

二上達也九段が2016年11月1日に肺炎で逝去された。享年84歳である。 自分のブログの人気記事ランキングを見て知ったのだが、迂闊だった。テレビも見てないし、衣擦れの宴もあり、日経電子版も見てなかった。 『将棋魔法陣 二上達也詰将棋作品集』...
散歩時間

神田古本まつり2016その2

天気の良い文化の日に神保町へ。神田古本まつりは2回目となる。さすがに、祝日と晴れで混雑している。 今日は手ぶらで来たので、ちょっと重くなった。これでは若者に怒られるに違いない。確かに、靴箱の上の上に前の本が置いてあるので、入れ替えないと崩れ...
散歩時間

さくら橋コミュニティセンターと玉置製薬

2016年11月3日にさくら橋コミュニティセンターの30周年の行事が行われた。HOLLYさんでモーニングしているとき、前は何だったかという話になって、玉置製薬だったとK氏が言う。近所のおばさん達がパートしていたとマスターが続く。9時半から行...
古都を旅する

内宮

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」作家の朝井まかて氏の1回目は「内宮」だった。何度も伊勢に通って『ぬけまいる』(講談社、2012年)を書いたという。 プラス1は「あきやま」だった。「重厚なカウンターが印象的な和風割烹」とあるが、和風割烹とはな...
書籍目録

2016年10月購入図書

2016年10月購入図書 (購入後記) 課題図書を買う。探したけど簡単には出てこないので、買って読むことにする。津田左右吉の方は購入古書なので、ここでは扱わない。 一年ぶりに宮城谷昌光氏の本が出た。もっと早く気付くべきだった。 【思想】 子...
散歩時間

神田古本まつり2016

神田古本まつり 2016年10月28日(金)〜11月6日(日)10:00〜19:00 寒い日に、神保町へ行く。 お昼だというのに、人出も店も疎らである。 荷物があったのと、用事もあるので、長居できなかったが、一回りしてきた。ほな、また来年と...