断片記憶 『つくられた縄文時代』(2015) 山田康弘『つくられた縄文時代 日本文化の原像を探る』(新潮選書、2015年) 本書を手に取ったのは、帯が重版になったときだったが、手に取った本の下に何故か初版があったので、初版を購入することにした。帯がベタな宣伝文になっていて、出版界の事情... 2016.05.11 断片記憶
読書時間 『平安の都』(1994) 角田文衞編『平安の都』朝日選書、1994年 平安建都1200年を記念して、古代学協会は『平安時代史事典』と『平安京提要』を編集した。しかし、「内容が頗るアカデミックであり、主として研究者を対象として編纂されたため、平安文化や平安京を平易に理... 2016.05.10 読書時間
断片記憶 「京都通」とは何か 「京都通」という言葉がいつから使われるようになったかは知らない。私にとって意味の分からない言葉の一つである。いわゆる京都人がコンテンポラリーな生活をしていれば、脳は当然、要らないことを省いてくれるので、挨拶も考えずにできるようになるし、微妙... 2016.05.09 断片記憶
散歩時間 「1789」を帝劇で観る 「1789 バスティーユの恋人たち」を帝劇で観る。ミュージカルで観て、宝塚でもやるのである。 小池鉄平と加藤和樹のwキャスト、神田沙也加と夢咲ネネのwキャスト、花總マリと凰稀かなめのwキャストである。私達が観たのは、加藤和樹、神田沙也加、凰... 2016.05.08 散歩時間
断片記憶 『京都の極み』(2016) 船越英一郎『京都の極み』(マガジンハウス、2016年) BS日テレの「船越英一郎 京都の極み」(2015年10月11日から)をたまに見ることがある。本書は番組連動本である。テレビ番組のよいところは普段入れない奥にカメラが向けられることである... 2016.05.07 断片記憶
読書時間 『精神と世間と虚偽』(2016) 山本七平『精神と世間と虚偽 混迷の時代に知っておきたい本』(さくら舎、2016年) 『諸君!』に「山本七平の私の本棚から」(1982年6月〜1982年8月)として連載したものを再構成した。帯には初の単行本化!とあったので、買い求めた。山本七... 2016.05.06 読書時間
読書時間 『世阿弥の稽古哲学』(2009)を読む 世阿弥の稽古とは何か 1.「稽古」とは何か。 小西甚一は風姿花伝の「稽古」について、「原義は、「昔を考える」こと。先人の教えに基づいて研究し学修する意に用いる。練習もその一部分であるが、中心は研究である。多くは「研修」と訳すことにした」(『... 2016.05.05 読書時間
読書時間 『言葉とは何か』(2001) 丸山圭三郎『NATSUME 哲学の学校・4 言葉とは何か』夏目書房、2001年改訂新版 丸山圭三郎『フランス語とフランス人気質』(日本放送協会、1982年)の「言葉と文化」「言葉とは何か」に術語解説と人物紹介、参考書を加えて復刊したものと中... 2016.05.04 読書時間
ひととき 79「酒が旨いとき」千宗室 ひととき 2016年05月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「酒が旨いとき」というタイトルだった。平野恵理子さんのイラストは蚕豆だ。 家元が「ごく稀に本当に酒を楽しめる日がある」という。「昔はともかく、今は一人酒をしな... 2016.05.03 ひととき
読書時間 『やきもの談義』(1997) 白洲正子・加藤唐九郎『やきもの談義』風媒社、1997年第2刷 1976年に駸々堂より刊行した本を再刊したもの。 こういう本をどうするかが難しい。発言の裏を取ろうとすると調査が必要になる。本を処分してしまうと、問いかけも失ってしまう。焼き物に... 2016.05.02 読書時間