2014-09

断片記憶

「宗像大社国宝展」

出光美術館の「宗像大社国宝展」の図録を出して来て眺めている。宗像大社は三女神を祀るが、『古事記』、『日本書紀』で神名と鎮座地が異なっている。宗像大社では『日本書紀』を採用しているのでこれにしたがう。「宗像大社は、沖ノ島に鎮座する沖津宮(おき...
断片記憶

宗像大社と自然観

白洲晋哉氏が「目の眼9月号」に宗像大社の中津宮のある大島のことを書いていた。「残念なのは、テトラポットとコンクリートに固められた海岸と、電線が張り巡らされた景観である。ここに限ったことではないが、せっかくの参拝が興醒めである。神の居場所とい...
読書時間

『中世の法と国制』

リブロ池袋本店で國分功一郎セレクション「2014年の日本を生き延びるための30タイトル」を昨日の午後に見て、少し古いがフリッツ・ケルンの『中世の法と国制』(世良晃志郎訳、創文社、1968年)を買ったのを読んでいる。法は古き良きものである。法...
読書時間

Qomolangma

恵文社一乗寺店で石川直樹氏の『Qomolangma』を買ってあったが、ラッピングをはずすのが勿体無いので暫く飾っておいた。ラッピングをとったら、本文の英語を日本語訳したものが挟んであった。まあ、意味があるわけだ。36枚の写真を見ていると絵を...
読書時間

POLAR

石川直樹氏の写真集が見たくなって、京都に行った折に『POLAR』(リトルモア、2007年、2008年第2刷)を恵文社一乗寺店で手に入れた。丁度、午後に通り雨にあったときだ。雨で荷物になるのに買ってしまった。文字は小さいのでたぶん読まない。ブ...
シガモノ

不惜身命

2014年9月の染筆カレンダーは、去年お亡くなりになられた大行満 大阿闍梨 長寿院住職 酒井雄哉(哉は右上から下へのはらいがなし)師の「不惜身命」だった。これは額装してとっておきたい。酒井師の居られた飯室不動堂は比叡山の東側の飯室谷にある。...