新年というか正月を迎えてひと月が経ちました。東北地方太平洋沖地震で世の中が変わったと思いましたが、去年の新型コロナでも世の中が大きく変わり、良い未来は考えにくくなったと思います。その中で、どういう本というか文書を読んでいくかは改めて考えなければならないと思いますが、本を買うことによって、読む本が見えてくるということはあるので、1月を振り返る意義はあるのでしょう。
(購入後記)
小友聡氏と若松英輔氏のTVを見ていて、読みたくなりました。聖書は片されていましたので、テキストを買いました。「コヘレトの言葉」全文が付いています。
まさか、カール・マルクスを読むことはないと思っていましたが、案外、読めるかもしれない気がしてきました。
大河ドラマで『明智光秀』が終盤を迎えました。その締めくくりは福島克彦氏です。
パリのパサージュを探して宮下志朗氏の「個性的なパリ本を厳選する」で鹿島茂氏の『パリのパサージュ』(平凡社、コロナ・ブックス、2008年)が決定版ということを教えてもらいました。
夏葉社の島田潤一郎氏のエッセイを買いました。新潮社という大手出版社から南伸坊氏の装丁で出ています。
藤木久志氏の文庫版の解説を千田嘉博氏がしたので買っておくことにしました。
また、英文法の本を買ってしまいました。この本は、コンパクトですが勘所を押さえています。
購入後記はその都度書いていたので一貫性がない書き方になっています。
(読書展望)
新年のこともあり、振り返りと展望を書くスペースを設けました。マンネリということは常に意識しているというと、誰も読まない文章なので、本音を書きすぎなのかと思われますが、私家版に甘えてしまっています。
腰痛のため、箱に入っている本は一番上の箱以外は取り出せない状況です。暮れに思い出した養老孟司氏の本を読んで認識論の問題を考えるのと、野中郁次郎氏のフィロソフィアの議論、斎藤慶典(よしみち)氏の「現に」の議論、山本芳久氏の善の議論くらいが、来月の読書のキーになりそうです。
【思想】
斎藤幸平『100分de名著 カール・マルクス 資本論』NHK出版、2021年
小友聡『NHKこころの時代 宗教・人生 それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』NHK出版、2020年
【歴史】
福島克彦『明智光秀 織田政権の司令塔』中公新書、2020年
宮下志朗『パリ歴史探偵』ちくま学芸文庫、2020年
藤木久志『城と隠物の戦国誌』ちくま学芸文庫、2021年
【エッセイ】
島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』新潮社、2019年、2020年第7刷
【語学】
澤井康祐『英文法再入門』中公新書、2021年
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