読書時間

『形を読む』(2020)

養老孟司『形を読む 生物の形態をめぐって』講談社学術文庫、2020年 書誌情報 『形を読む 生物の形態をめぐって』培風館、1986年を講談社学術文庫とした。 形態学 「形態学では物を見る。 もっとも基本的な方法は、肉眼で見ることである」(P...
散歩時間

建長寺での忘れ物

鎌倉の建長寺は山の麓にある。半僧坊の上の勝上獄展望台から眺めたら、一直線に並んだ伽藍が緑の谷底に見えた。だから、ちょっと何かを見ようとすると坂道を登ることが必要になる。半僧坊の登りが大変なのを分かっていたので、途中にある河村瑞賢の墓は登り下...
読書時間

『ユリイカ2020年12月号 特集=偽書の世界』(2020)

『ユリイカ2020年12月号 特集=偽書の世界――ディオニュシオス文書、ヴォイニッチ写本から神代文字、椿井文書まで』青土社、2020年、kindle版 「対談 文書をめぐる冒険ーー古文書・偽文書・公文書」 ユリイカの2020年12月号をki...
読書時間

『渋滞学』(2006)

西成活裕『渋滞学』新潮選書、2006年 「ヘウレーカ!」を見ていたら西成活裕氏が出ていました。ぱっと見て、印象が変わっていたのは、ふさふさの髪の毛がなくなっていたからでした。 本の出版後に、旅客機の優先搭乗を止めて搭乗の順番を変えて渋滞を解...
散歩時間

建長寺を歩く

建長寺は正式には巨福山建長興国禅寺といい、鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派の大本山です。如月の暖かい日差しに誘われて北鎌倉駅を降りて梅の香を楽しみながら線路沿いを歩いて15分ほどで到着しました。入山料500円を納める時に御朱印を聞かれて、今...
読書時間

『快楽としての読書[日本篇]』(2012)

丸谷才一『快楽としての読書[日本篇]』ちくま文庫、2012年 書誌情報 本書はⅠ 書評のある人生とⅡ 書評122選からなっています。 本書は書評を載せた複数の単行本から書評をセレクトし、単行本未収録の書評23編を加えたちくま文庫オリジナル版...
読書時間

『城郭考古学の冒険』(2021)

千田嘉博『城郭考古学の冒険』幻冬舎新書、2021年 通勤電車の中で読む本として購入した。新書とはすべからくそういうものだと思っている。 城郭考古学の本を読むなら、著者の『信長の城』(岩波新書、2013年)がよいと思う。主張がコンパクトにまと...
散歩時間

『アナスタシア』を観る

東京宝塚劇場 宙組公演 2021年1月8日〜2月21日 宙組の『アナスタシア』を観る。緊急事態宣言下でも満席だ。録音演奏であるが、指揮者がいると雰囲気が出る。 ロシア革命から10年が過ぎたレニングラードで泥棒のディミトリ(真風涼帆)と相棒の...
四都手帖

2021年3月四都手帖【編集中】

2021年3月の私的な愉しみと記憶 3月7日まで緊急事態宣言下になって二都は動きが取れない。 2月15日に都をどりの中止を知る。春の来ない古都が二年になった。4月の古都の楽しみがなくなったな。京おどりは縮小しやるらしいが、決まっていない。 ...
東都手帖

東都手帖2021年3月【編集中】

2021年3月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 これを如月に書いている。予定なので事前に書くので編集中になる。 特別展「小村雪岱スタイルー江戸の粋から東京モダン三井記念美術館 2021年2月6日(土)〜4月18日(日)日時指定予約制 特別...