断片記憶

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『蒙古襲来』(2001)その4

網野善彦『蒙古襲来』小学館文庫、2001年、2005年第2刷 4.鎌倉後期の政治路線 網野善彦はこの時代に二つの方向性があったという。 一つは「撫民」による「政道」としての方向で、農業を基礎とする社会に統治者としてのぞむことを志向する。過度...
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『湖底の城 第7巻』(2016)

宮城谷昌光氏『湖底の城 第7巻』講談社、2016年 『月刊京都2016年11月号 京都案内人×感動紅葉』を買いにoazoへ行ったら、宮城谷昌光氏の『湖底の城 第7巻』(講談社、2016年)が平積されていたので、買ってきた。2階は滅多に寄らな...
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『蒙古襲来』(2001)その3

網野善彦『蒙古襲来』小学館文庫、2001年、2005年第2刷 3.時頼の二面性 重病におちいった兄の経時から19歳で執権を継いだ北条時頼は一族の名越光時との争いに勝ち(1246年)、宝治合戦(1247年)では有力な御家人の三浦一族を滅ぼした...
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『蒙古襲来』(2001)の時代

網野善彦『蒙古襲来』小学館文庫、2001年、2005年第2刷 2.『蒙古襲来』の時代 網野善彦の『蒙古襲来』は分厚い。北方謙三の解説を入れて614ページである。 網野善彦は『蒙古襲来』で飛礫(つぶて)・博奕(とばく)・道祖神(さえのかみ)を...
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『蒙古襲来』(2001)で叡尊・忍性を考える。

網野善彦『蒙古襲来』小学館文庫、2001年、2005年第2刷 1.「忍性展」で生じた疑問 この夏に「忍性展」を観て、癩病患者への献身と殺生禁止など守れるはずのない者への授戒がどうしてリアリティを持つことができたのか分からなかった。そのまま疑...
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『京都手帖2017』で遊ぶ

光村推古院編集部『京都手帖2017』光村推古院、2016年 京都手帖を買うのも10冊目となった。最初の年のは買っていない。「京都を持ち歩くスケジュール帳」というコピーにも関わらず、近年は持ち歩かないのだ。 京都手帖は買ってくると、まず今月の...
シガモノ

ビワイチ

輪の国びわ湖推進協議会編『ビワイチ公式ガイド ちずたび びわ湖一周自転車BOOK』西日本出版社、2016年 琵琶湖は電車で一周したことはあるけど、歩きや自転車はない。そんな夢見たいなびわ湖一周の自転車の本だ。ビワイチ公式ガイドとは嬉しい企画...
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『芸者が支えた江戸の芸』(2016)

安原眞琴『歴史再発見 芸者が支えた江戸の芸』NHK出版、2016年 何はともあれ、2016年10月4日から12月27日の火曜日の20時30分から21時までの30分をジョルテに入れておいた。 安原眞琴氏から連絡がないので今年は順調かなと思って...
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何故に新刊本なのか。

このブログを見ても2016年、2015年が多い。新刊本ばかりである。本屋に並べられた本を素直に買っているのである。本を選んでいないのだろう。吟味していないのだろう。そんな声が聴こえるような気がする。 本当の本に出会えるのは図書館かもしれない...
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行動変容

「行動変容」がテーマであった。 話を聴いて(行動が)変わらなければ意味がない。 鎌田實氏の講演で聴いた言葉だ。「行動変容」は相手に影響を及ぼすことだという。「行動変容」を起こす言葉こそがコミュニケーションだと。 鎌田實氏はいきなり自身の出生...