断片記憶 史料の扱い方が読みどころだ 朧谷壽氏の「京都史話Ⅳ」で『小右記』の記載と『今昔物語』の記載を読み比べて、『今昔物語』の記載が史実を踏まえたものもあることが理解できた。平安貴族の日記と同じことが歴史物語に記載されていることはそれなりの史料によって『今昔物語』の作者が書い... 2014.09.26 断片記憶
読書時間 朧谷壽『日本の歴史6 王朝と貴族』(1991) 朧谷壽『日本の歴史6 王朝と貴族』集英社、1991年通史のうち古代国家の終りの二世紀を扱っている。朧谷氏の描き出す人間ドラマが面白い。道長の栄光も清少納言の才知も楽しい。『御堂関白記』での東三条院への度重なる気遣いも、姉の詮子が道長を引き立... 2014.09.26 読書時間
読書時間 『京都 天神をまつる人びと ずいきみこしと西之京』(2014) 『京都 天神をまつる人びと ずいきみこしと西之京』(写真)西村豊、(文)三枝暁子、岩波書店、2014年天神さんの「ずいき祭」を扱った本。これだけ詳しく書いてあるのは初めて見た。何よりも写真家が「ずいき祭」を見て育ったのがいい。学者の取材で祭... 2014.09.25 読書時間
散歩時間 堀辰雄住居跡その2 堀辰雄住居跡墨田区向島一丁目3番隅田公園内にも堀辰雄住居跡がある。二峯先生の大きな碑が隣にある。堀辰雄は向島中ノ郷町三十二番地(現向島三丁目すみだ福祉保健センター)から洪水の影響で新小梅町二ノ四に移った。この場所に碑はない。関東大震災で母を... 2014.09.25 散歩時間
読書時間 『京都でのんびり』(2006) 小林由岐『京都でのんびり』祥伝社、2006年京都の三省堂で買ってから京都の散歩に欠かせない本になりました。雑誌の特集やいわゆる京都本はその時々のテーマで作られているので、散歩コースを網羅していないため実際には使えないのです。最初読んだとき「... 2014.09.24 読書時間
旅の時間 Au Bon Mielさんへ再訪問 Au Bon Mielさんへ再訪問した。店の前を通り過ぎてから戻ったら、大久保さんが笑って迎えてくれる。スタッフの子もいて店の形が整い始めていると感じた。お店の紹介するカードについて、感想を求められたので、名刺入れにあった千社札を出して、色... 2014.09.23 旅の時間
ひととき 60 「話の心得」千宗室 ひととき 2014年10月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「話の心得」でした。京都人は無愛想に見えるらしい。親しさはあってもずけずけしたところがないのは、無愛想に見える京都人の根っ子が気配りの塊だからだ。近頃は自分のことを語るのを厭わな... 2014.09.23 ひととき
散歩時間 堀辰雄住居跡 堀辰雄住居跡墨田区向島三丁目36番のすみだ福祉保険センターの前に「堀辰雄住居跡」の説明板が立っている。堀辰雄は人生の過半を向島ですごしていた。私にとって堀辰雄は『大和路・信濃路』の旅人のイメージしかないが、小梅町(向島三丁目)の叔母の家に住... 2014.09.23 散歩時間
読書時間 『ニッポンの風景をつくりなおせ』(2010) 梅原真『ニッポンの風景をつくりなおせ』羽鳥書店、2010年一次産業にデザインをかけ合わせて「あたらしい価値」をつくる。どこへ行っても同じ風景のニッポンなんてきらいだ。「ラツキョウの花見」は残して置きたい風景を見つけられるかにかかっているけど... 2014.09.22 読書時間
書籍目録 市販本の詰将棋 市販本による詰将棋作品集で私が手元に置いているのは以下の本になる。東洋文庫は学生の時のものだ。若島氏のが出てから随分経ったのだな。内藤氏の本はマイナビで2012年に新装版がでたので買ったが、変わらないので手離した。駒場先輩のはよくぞ出したと... 2014.09.22 書籍目録