2020-07

読書時間

『続文字講話』(2007)その2

白川静『続文字講話』平凡社、2007年第二話 金文Ⅰ白川静は殷王朝の性格と日本民族の共通性に、青銅器を加えていました。殷王朝が呪鎮として敵対する異民族との境界に埋めた青銅器と日本の銅鐸を同じ呪器とみています。出雲の賀茂岩倉の銅鐸が斜面に埋め...
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『続文字講話』(2007)で最終講義を思い出す

白川静『続文字講話』平凡社、2007年若松英輔氏が白川静の講義の仕方がどのようだったのかとTwitterで呟いたのがきっかけで、私も記憶が不確かになっていたこともあり、本棚の奥を探してみました。そこには「最終講義」と帯にありました。この講義...
四都手帖

四都手帖2020年08月【編集中】

2020年08月の私的な愉しみと記憶コロナ禍により日常は戻ってこない。葉月も寂しい月となる。以前なら仕事の状況をみてフラット新幹線に乗ったりしたが、何もかも事前に確認したりしなければ、旅行もままならなくなった。【古都】杉本博司 瑠璃の浄土 ...
東都手帖

東都手帖2020年08月【編集中】

2020年08月東都散歩のための私的な愉しみと記憶8月は葉月です。今年はCOVID-19のおかげて、花火が中止になった。展覧会も事前予約制で三密を防止している。展覧会等特別展 きもの KIMONO 東京国立博物館 2020年6月30日(火)...
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『しるもの時代』(2020)

木村衣有子『しるもの時代』木村半次郎商店、2020年『のんべえ春秋』でお馴染みの木村衣有子氏の「家庭料理」を対象としたエッセイです。著者の味噌汁は出汁を引く派です。ええ、水出汁一辺倒で幾分具沢山かも知れません。「ここ数年汁物にまつわる本の存...
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『花の百名山 5』(2002)を見る

『花の百名山 5』NHKエンタープライズ21、2002年第5巻は静岡県1、神奈川県3、新潟県3、富山県3の花の百名山である。田中澄江が監修している。五色ヶ原へは室堂から入るのが普通だ。昔は、大観峰から室堂の間に雷殿駅(2013年廃止)があっ...
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『花の百名山 4』(2002)を見る

『花の百名山 4』NHKエンタープライズ21、2002年関東の花の百名山である。田中澄江が愛した山の花を見ながら登頂する。谷川連峰の北に蓬峠(よもぎとうげ)と西には平標山(たいらっぴょうやま)の花が取り上げられていた。両神山は二子山の中央陵...
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『花の百名山 3』(2002)を見る

『花の百名山 3』NHKエンタープライズ21、2002年本巻は東北から北関東の花の百名山が10座紹介されている。尾瀬の端に行ったことがあるので、記憶を留めておくことにした。尾瀬は高校の美術部の合宿にOBとして参加したことがある。富士見峠から...
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『花の百名山 2』(2002)を見る

『花の百名山 2』NHKエンタープライズ21、2002年田中澄江が『花の百名山』(1980年)に監修を加えて百名山を選んだという。NHKでの放送を山と渓谷社が1996年にVHS化した。語りは渡辺美佐子氏で、音楽は元道俊哉氏である。テーマ曲が...
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『万葉集の起源 東アジアに息づく抒情の系譜』(2020)

遠藤耕太郎『万葉集の起源 東アジアに息づく抒情の系譜』中公新書、2020年『万葉集』は書記言語として漢字で書かれた歌集である。それ以前の声の歌に遡ることはできない。日本の言語学者は音声言語を追求してきたが、うまくいくはずがなかった。遠藤耕太...