文月に相応しい本である。560ページある。大著といえる。装幀は水戸部功氏である。
(購入後記)
『群像』2021年1月号から2024年7月号まで15回の連載を季刊のように楽しみにして読んできた。今回単行本になったのを気がつかないでいた。本屋も時間がないので語学と新書のコーナーしか覗かなかったからだ。月刊誌を読むことはほとんどしなくなったので情報も入ることがないし、Amazonのお勧めに出てこない。記憶が定かでないので、また、一から読んでいく。「はじめに」をみると「序章」こそが、本書のアルファでありオメガであるという。後記には安藤礼司氏の御尊父の葬儀が新義真言宗で行われたことが書いてあった。わたしも漢語とサンスクリット語が中途半端になっているので、花火の準備で片付けをしているうちに本が出てこないかと期待している。
【思想】
安藤礼司『空海』講談社、2025年
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