カント哲学は生きている!ーー〈バロック〉から近代哲学入門 山内志朗x檜垣立哉xアダム・タカハシ 司会=植田将暉 ゲンロンカフェ 2024年12月13日(金)
去年に引き続き、同じメンバーであった。木曜の「夢ラテ」で山内志朗氏が話していたので、シラスで視聴することにして申し込んだが、翌日にはPeatxでゲンロンカフェに参加することにした。知の現場が一番である。
アダムさんの発表で始まり、山内さんの概要説明で中休みとなる。休憩後に山内さんがカントを講談仕立で解説したのが面白かった。
中世哲学研究者二人の話を聴いてカントの位置付けがよりはっきり見えてきた。檜垣さんが語る坂部恵の思い出が、東大の倫理と哲学間の障壁の高さを感じさせた。檜垣さんがドイツからスペインへ飛行機で行った際に、シュバルツバルトの続いた中で突然壁が現れ、この壁を越えてスイスに入ることの困難さを言っていた。昔、スイスに行った時のことがふと思い出された。山々は超えられない壁のように聳えていた。
コメント