週刊新潮の「とっておき私の奈良」三瀬夏之介氏の2回目は「唐招提寺」だった。5月19日は「うちわ撒き」(中興忌梵網会)で覚盛上人を偲び「宝扇」というハート型のうちわを撒く。その舞台である国宝の舎利殿(鼓楼)を背にして立つ日本画家の三瀬氏が手にしているのは東山魁夷の揮毫「風月同天」と女性の顔を描いたうちわだ。普通は梵語で経典が書いてある。我が研究所にも売店で買ってきた宝扇が2本あるがだいぶくたびれてしまった。実際にこれで酔っ払いが扇いで紙を破ったこともあった。うちわとしての実用はない。
プラス1は「大和文華館」だった。この美術館には何度か足を運んだ。庭が広く。館内からガラス越しに眺める池がよい。
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